壱■おっちゃん

こっちにも会社にもなれ、
落ち着いたので

「なんか手土産でも買って家いってもいいか」と、
こっちに住んでるおっちゃん(じいちゃんの弟)に電話すると、

「土産はいらんでーお前の顔が土産や。来てええからなんもかってくんなよ!」

と言われ、まあひとまずおっちゃんちへ。

すると「靴下でもお前にこうたるさかいちょっと出ようか」
とおっちゃん、おばちゃん、俺の3人はチャリで近所の紳士服屋に。


おっちゃん、テンションが上がったのか、
誰も道をふさいでいる人はいないのに、


いきなりチャリのベルを鳴らしはじめました。

それもDJのスクラッチのように。

リッリッリリッリ、リリリリーン♪

と。
延々と。
結構リズム感よく。